キリマンジャロ登山

タンザニアどうでしょう 第9夜

2014年8月6日~8月18日のタンザニアぶらり登山&サファリ旅の記。
将来、歳喰った時の為の備忘録としてココに記す。

【前夜までの「タンどう」】
気がつけば、いよいよ迎える2014年。本番の年。それでも、ホントにキリマンジャロに行く実感などまだまだ湧かない5月GW。登頂日まで残り104日、今年も再び春を待ち侘びる北アルプスに向かったのでした。

 
2014年GW。
 
 
ちょうど一年前のGWに訪れた、北アルプス・燕岳山頂からの景色が余りにも美しすぎたもんで。
 
今年も再び訪れた、残雪の北アルプス。今度は西穂独標。
 
 
東京じゃ数十年ぶりの大雪に見舞われた年だけあってか、今年はめっぽう雪が多いと聞く。
 
初日、麓は雨で天気は下り坂。
独標手前の山小屋にて、ガスに覆われた恨めしい周囲を眺めつつの一泊。
 
 
しかし。
キリマンジャロを目指し始めてから丸2年が経過するうち。
どうやら晴れ男である事が徐々に判明していた自分。
 
まー、翌朝までにはなんとかなるべさね〜♪
 
 
そう思っていたところ。
予想は的中。
 

 
今年も幸先の良い山行を迎えたのでした。
 
 
 
そして、山小屋にあった雑誌でみつけた田部井淳子さんの言葉。
 
「一番必要なのは、本当にいくんだ、やるんだという”意思”なのです」
 
 
なかなか実感の湧かなかったキリマンジャロ登山だけれども。
なんだか、その言葉は自分に向けられてるような気がして。
 
徐々にだけれども、実感が湧き始めた気がしたのでした。
 
 
 
「よっしゃ!絶対山頂を極めてやるっ!」
 
 
 
 
 
…。
 
 
しかし、ようやく独り盛り上がって来た私を嘲笑うかのように。
あまりにも唐突に、山の神様はいくつかの試練を私に与え始めたのでした。。。
 
 
 
登頂日まで残り2ヶ月余りとなった5月下旬。
まず一つ目の試練が訪れた。
 
それは思いもよらない、突然の海外出張一週間。行き先はロシア。
試練のきっかけは、その出張初日の自宅での出来事だった。
 
 
そろそろ成田に向かうべく。
スーツケースを持ち上げるべく、腰を落としてしゃがんだ瞬間の出来事。
 
屈んだ姿勢のまま、俄に大きなくしゃみをした自分は。
そのままカップラーメンを立て続けに3個は作れる程の時間、その場にそのままの姿勢で止まざるを得なかった。。。
 
 
どうやら西の悪い魔女にでも一撃を喰らったようでした。
 
 
 
…。
 
 
ええ、もうそれは明らかにぎっくり腰。
 
 
 
。。
 
 
。。。。。
 
 
海老反りな体勢のまま、スーツケースを抱え。
とにかく成田まで向かった自分。
 
 
通常であれば2,3日ベットで安静にしてりゃ痛みも引くもんなんですが。
一週間の出張。。。ドタキャンするわけにもいかず。。。
 
 
そして運悪くというかなんというか。
海外のホテルのベッドですからね。。。
それから一週間、下手すりゃ仰向けの身体がVの字にならんばかりの柔らかベッドで夜を過ごすことに…
 
 
成田で買ったサロンパスで痛みをごまかしつつ。
一週間ぶりに帰国したものの、痛みはいっこうに治まらず。。。
 
 
 
実は帰国して一週間後の週末、八ヶ岳へ登山に行く予定を入れていた自分。
 
「。。。これは退っ引きならない状況だなぁ。。。」
 
 
 
 
週明け、たまらず整形外科へ。
 
自分「かくかくしかじか。。。とにかく痛いんです!」
 
医者「どれどれ、立って背中見せてちょ」
 
自分「。。。こんなんなんですけど、どーでしょか?」
 
医者「あんれまー!!めちゃくちゃ身体曲がってんじゃん!!」
 
 
 
…お医者も驚く身体の曲がり様。
これじゃ、もう週末の登山もムリだべな〜と思いつつ、怒られるの覚悟で聴いてみた。
 
自分「…こんな私ですが、週末登山に行きたいんです。何とかなりませんかねぇ〜。。エヘッ??」
 
 
きっと「バカ言ってんじゃ無いの!こんなに身体曲がってたら、とにかくしばらく絶対安静だよ」と言われるだろうかと思っていたわけなのですが。。
 
 
 
医者「ン〜。まぁ、金曜も痛かったらブロック注射しちゃるから、いらっしゃいな!」
 
 
…。
 
アノ痛みで山に行こうとする自分も自分ですが、、、。
「アノ、、、私、別に登山で飯喰ってるプロとかじゃないんですケド、、、。」
 
 
 
結局、その週末は。
幸か不幸か大雨に見舞われ、登山は延期。
 
 
しかし今回の腰痛は。
いつもと異なり、いっこうに治る気配がみられなかったのだった。
 
 
キリマンジャロ登頂日まで残り一ヶ月半。
 
 
どうなる、オレ!
どうなるぅ〜!?
 
 
続きは第10夜へ!
 
 

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