キリマンジャロ登山

タンザニアどうでしょう 最終夜

2014年8月6日~8月18日のぶらりキリマンジャロ登山&サファリ旅の記。将来、歳喰った時の為の備忘録としてココに記す。

【前夜までの「タンどう」】
登山DAY7。現地時間の8/14、キリマンジャロ山中最後の日。長かった様で、あっという間だった一週間。登りの時と異なる登山ルートを下って、ゴール地点であるムウェカゲートへと向かう。…久しぶりのシャワー、暖かいベッド、生野菜、水洗トイレ、世界と繋がるスマートフォン。。。非日常から日常へ。戻りたくないような、嬉しいような。。そんな複雑な気持ちを胸に抱きつつ…。

8/14 7:30過ぎ。山中最後のキャンプ地であるムウェカキャンプを後にした我々。


もうほとんど熱帯的な雰囲気。ジャングルな感じの木々の間を縫うように、整備された登山道がひたすらに続いていく。

下山と言っても、昨日の時点で既に下りるところまで下りてしまったという感じで。あとはゴール地点であるムウェカゲートまでの平坦な道のりをただただ歩くのみ。


湿度も高く、天気も悪い。加えて時折、霧雨な水滴が衣類を濡らす。そんな中ではあるものの、後は下りるだけとなってる我々の足取りは、どことなくやはり軽いのだ。

キリマンジャロ来訪前の約一ヶ月半、この登山のため禁煙していたおいらだったわけだが。下山中、登頂を経たことから、たまらず日本から持参した煙を喫む。
 
すると、その匂いを嗅ぎつけたのか、どこからともなく現地ガイドのエズロンが現れ、おいらに笑顔を向けてくるww
 
(おいら)「…あ、、、ぇえーっとぉー(^^;) ・・・一本どう?」
 
…満面の笑みのエズロン。。。笑


下山中、何度かそんなやり取りを繰り返しつつ、キャンプ地を出発して約4時間経った午前11時過ぎ。

とうとう、7日間に渡った旅の終着地点。ムウェカゲートに到着したのであった。

この7日間。
我々TEAM PEPE8名の他、現地ガイド4名に、ポータ達が20人以上。多くの方々に支えられて歩いた一週間だった。

こんな長期に及ぶ山中テント旅自体が産まれてはじめての経験だったわけだけど。

ここムウェカゲートに到着して直ぐに感じたのは、戻ってこられたという爽やかな開放感。そして、非日常な場所に身を置いて、無事に戻って来られたことに対する感謝と自信。

薄皮一枚くらいは一回り成長した気分。

この経験を、今後に活かしていこうと思った。
 

…。


ゲートでは、登山靴の汚れを落とし、しばし喫茶を楽しみ、現地の日常の時間を思い出す。
やがて、迎えの車に乗り込み、一旦、タンザニア初日の宿に戻り、預けていた荷物をピックアップすることに。
  


途中、道路の両側に現れたのはコーヒー畑。それは、文字通り本場のキリマンジャロコーヒーだった。

そーいや、コーヒーの実を見ること自体、産まれて初めての経験だったおいら。サクランボのような綺麗で旨そうな色に、これがコーヒーの実だとは俄には信じられない気分だった。


昼過ぎ。タンザニア初日の宿である、モシの町にあるキーズ・ホテルに到着。

朝の時点では、まだキリマンジャロ山中にいたことを思うと、何だか不思議な感覚。
ようやく文明の世界に戻ってきたという安心感がある一方で、旅の終わりに近づく感覚におそわれ、やっぱりなんだかちょっぴり寂しい気分。


そして。モノゴトに始まりがあれば、終わりもあるように。

我々を強力サポートしてくれた現地ガイド4人とは、ここでお別れ。
相変わらず煙草を期待するエズロンの笑顔に負け、チップ代わりに何本かプレゼントした。

この後、荷物をピックアップした我々は、今晩のお宿があるアルーシャの町へ向かったのだった。
 

…。
さて今回。この登山ツアーに参加したのは、おいらを含めて計7人。
うち5人は明日朝一に帰国の途につくのであったが。おいらともう一人の2人は、引き続きオプションのサファリツアーに向かうことになっていた。
 
…なにせ、なかなかアフリカなんて足を伸ばす機会が無いじゃない!
もういっそ、清水の舞台から飛び降りる覚悟で財布を逆さにして申し込んだわけでして 笑
 
 
と言うわけで。
このタンザニアどうでしょう。ようやく下山し、いよいよ次夜から「誰も知らないサファリ編」と相成る予定ではおったのです。

が、、、なにせもう4年前のお話。
当時の細かい思い出は既に脳内奥地へ旅立ってしまい。今は写真を見ても当時の楽しい気持ちしか蘇らず。。。 

改めて。
と言うわけで。
キリマンジャロ登山記、これにて最終夜!に致したいと思います<(_ _)>

因みに、サファリガイドをして下さったのは、本家「どうでしょう アフリカ編」に登場し、北海道方面では一躍最も知られたタンザニア人の一人となったであろう(?)、ノリノリなリッキーさんでした。

道中、名言の数々を吐いておられましたww
ぜひ、このタンどうで語りたかったんですけどね。。。ごめんちゃい。


ありがとう、キリマンジャロ!
また会う日まで!!
 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です