キリマンジャロ登山

タンザニアどうでしょう 第35夜

2014年8月6日~8月18日のタンザニアぶらり登山&サファリ旅の記。
将来、歳喰った時の為の備忘録としてココに記す。
 
【前夜までの「タンどう」】
登山DAY2。8/9のお昼過ぎ。富士山頂より高い、標高3,800mを越えたキャンプ地・シラーケーブに到着した我々。事前の高度順応が効いているのか、空気の薄さもあまり感じず、全員元気満点!天気も良く寒くもない気温。特にすることも無い我々は、まずは空かしたお腹を満たすべく食堂テントに集まったのだった。

 
***


 
仲良く並んだ緑のテントが五つ。
相変わらず一人テントのおいらは、取り敢えず贅沢に荷物を投げ込む。
 
 
ここは天気のよい開けた大地。
遙か向こうにはキリマンジャロ山頂がドデェ〜ンと居座っている。
 
 
鷹揚にかまえる巨大な勇姿。
昨日より高度を1,000m稼ぎ、かなり大きく見えるようになったものの。
そして行程だって10km近くを歩き、明らかに近くには見えるようになったものの。
 
その姿はデカく、まだまだ山頂は遙か彼方な気分。
 
 
……。
 
 
そりゃ彼の山頂。実はここからさらにまだまだ垂直に2kmも高いのデス。
 
 
しかしねぇ〜。加えてココが富士山頂より高い場所であるという事実。。。
俄には信じがたい気分に襲われる 笑
 
 
「キリマンジャロ。一体、どんだけ高いんだよ!!」
 
「…くそぉ〜。。勝ったと思うなよぉ〜笑!!!」
 
 


 
 
時刻は13時半過ぎ。
特に疲れるような行程ではなかったものの。流石に5時間以上を歩き通せば自然に腹も空くもんです。
 
一足先に到着していたポータさんやコックさん。
我々の無事到着を確認するやいなや、絶妙なタイミングで出来たてのインスタントなラーメンを昼食に出してくれた。
 
 
 
 
インスタントラーメン。。。
 
 
(なんだぁ〜。折角のコックさんが居ながら、そんな簡単な料理、、、いや料理ともいえない食事を出すのかぁ〜。。。手抜きじゃん?なんだか肩すっかしぃ。。。)
 
 
 
…いま、そう思いました?
…思いましたね??
 
インスタントなんてぇ〜とバカにしましたでしょ??笑
 
 
…。
 
 
んもう、ばかばかばか!
 
そんな貴方は、人生の9割方を損していらっしゃる!断言できます 笑
 
 
 
イヤねぇ〜、、、これがね、奥さん!!
 
山で食べるインスタントラーメンって、、、
実はもう、ホント、バカになるほど美味しいんです!!!
 
 
いいですかぁ?奥さん??
山で食べるインスタントラーメンは超絶旨いんです!
新生ジャパネットでも、こんな旨いもんは買えないんですよぉ〜。
 
 
 
…。
 
空腹は最高のスパイスなんちゅなことも言いますけどね。
山で食べるインスタントラーメンって、とにかくなんでまたあんなに美味しいんだべ?
 
まるでカレーライスでも出てきたかのように、8人全員でお代わりして、汁までとうとう平らげてしまったノダ!
 
 
 
 
 
 
そして食後の歓談。
 
添乗のマロン隊長含め、8人で過ごす食堂テント。
とりたててやることもないシラー・ケーブの午後のひととき。
 
TVもなく、携帯電波も届かない長閑なキリマンジャロの昼下がりぃ。。。の情事?
 
 
 
「…んじゃ、昨日の続きで、恋バナでも行ってみますかね!」
 
 
そう。誰とはなし、宵の口の口にもならないこんな時間から 笑
むしろ昼ドラタイムだろ、という時刻から恋バナ時間がスタートしたのだった!
 
 
 
実は、昨夜の夕食後の歓談タイムでも。
やおらいつの間にやらラブトークww
 
昨夜のメインスピーカは、マロン隊長でした。
議題は、馴れ初めから結婚至るまで。ツアー参加者7名中6名が女性とだけあってか、実に的を射た、核心に迫る質問の数々。ロウソクの灯りだけが光るテントの中で。各々が持ち時間いっぱいを使い、隊長の答弁を引き出そうと、愛あるヤジ(?)に溢れた時間が流れておりました 笑
 
そして本日のスピーカは、大阪組・愛知から参加のTさん!
後に、ここタンザニアにおいて、筆者(私)と二人きりの一夜(*)を過ごすことになるTさんのマシンガンラブトークが幕を切ったのでした。
 
しかし一応、個人情報保護の観点から、詳細は同行者内だけの関係者外秘としておきます 笑
 
 
(*) 下山後、一泊のオプショナルツアーをご一緒した、と言う意味です 笑
 
 
 
……。
 
しっかしまぁ、自分も含め、キリマンジャロの山中に来てまで浮いた話をする羽目になろうとは。。。しかも、参加者同士だけじゃなし、添乗員にまでも恋バナを披露させるツアーメンバー。。。。実におもしろいww
 
 
 
 
そんなこんなでも。
それでも時刻はまだまだ15時前。
 
浮いた話だけじゃ、あまりにもなんだかアレなんで。。。
ちゃんと高尚なコトも致しておきましたよ。
 
ツアー同行者中、唯一絵心のある東京組HAMAさんの命により、実は私は事前にスケッチブックと色鉛筆を持ち込んでおったのでした。
 
 
そう、高尚なコト。
すなわちスケッチ大会!
 

Photo by Queen Halfpants I

 
 
キリマンジャロという、なんとも贅沢なモデルを使い。
かつて高校時代に五段階評価で「5」を戴いていた(ハズの)、私の芸術力をいかんなく爆発させるトキが来たのでした!!
 
 
一時間ばかし無言のトキが流れる。
 
…多少なりとも腕に覚えのあった(ようななかったような)私の筆さばき。東京組三人がそれぞれ、集中して思い思いのキリマンジャロを描きました。
 
 
 
 
結果、印象派を自称する私の絵は。
なんともなんとも微妙な作品に仕上がったのでした。。。orz
 

(C) レオナルド・ショータ

 
 
…そーいや、オレ。高校時代、美術は音楽を選択したんだった。。。笑
 
 
 
 
さ、第36夜につづきますよー。

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