2014年8月6日~8月18日のタンザニアぶらり登山&サファリ旅の記。
将来、歳喰った時の為の備忘録としてココに記す。
【前夜までの「タンどう」】
登山DAY2。8/9。二日目の山行時間は5〜6時間。富士山頂より高い、標高3800m越のキャンプ地・シラー・ケーブへと向かいます。暖かく晴れ渡る青空に比べ、空気はわりと涼しめ。緯度的には赤道近くに居るものの、太陽の日差しはやや控えめな感じ。やがて低木も疎らに、視界も広がってくる。
…ッて、はいっ!
と言うことでですね。
2014年夏に訪れたタンザニア旅行の記。
正直、細かい記憶は徐々に薄れ始めており。
「いやーこの先どうやって書いていこうかしら。。。」なんて思い悩み。もういっそ、事実を元にしたフィクションにしてやろうなどと画策しておったわけなのです。。。
しかしいかんせん、この時の同行者にも読んで戴いているわけでして、、好き放題にハナシを盛るわけにも、作るわけにも行かず…笑 いわば監修者のいる旅行記、いつもやや緊張感を持って書いておりました。(ひとり旅だったら、もう確実に作り話で続けてたなぁ〜ww)
…いやね、奥さん。つい先週末のハナシなんだけどもさ。
この時の同行者メンバー8人全員が、帰国後初めて日本で再会を果たす機会がありましてね。関東と関西に分かれている上、まったくの異業種同士の大人が8人ともなれば、そうそう簡単には、、しかも一泊二日の長時間をANDするなんてのはなかなか至難の業だと思うのだけれど。偶然空いた休日を国内宿泊登山。
アノ時の感動や、一週間の思い出など。。尽きることの無い話に花を咲かせ。久しぶりの再会とは言え、そんな時間の長さを微塵も感じさせない一体感。命さえ奪われかねない山中で寝食を共にした一週間は、気付かぬうちに我々8人の絆を深く固く結んでいたようです。
大人になって得られた、こんな素敵な出会い。まさにプライスレスな一生ものの繋がりに深く感謝し、そんな深い実感とともに当時の記憶を掘り起こして帰って参りました。
執筆のモチベーションが上がりました。
と言うことで、ほぞぼそと続きを書いていきたいと思う訳なのです。
…。
二日目のお宿、シラー・ケーブへ向かう途中です。
3時間ばかりを歩き、気がつけば木々もだいぶ低くなった頃。
緑が疎らになった開けた大地に腰を下ろして、本日二度目の暫しの大休憩。
遙か正面の向こうには。白いガスを被ったキリマンジャロの山頂が、まるで絵のように、大きく静かに佇んでいるのが見えました。
天気は上々。気分は最高。
暑すぎも無く、それでいて涼しいわけでも無い。
富士山頂ほどの標高地点。高低差もほとんど無い岩場を、ポレポレ(スワヒリ語で、ゆっくりの意)と汗もかかずに歩いて行く。
途中、幾度か両手を使う崖な岩場を越えつつも。
左右に広がるキリマンジャロの緩やかな裾風景。そんな景色が新しく、そして楽しいのだ。
大休憩から1時間。
辺りは茶色に。もうほとんど平地な登山道。
「あっ!見えた!!」
誰かの叫ぶ声。
お昼をやや過ぎた頃。
平らな正面の先から、色とりどりの小さな宿が目に飛び込む。
「ついたぁ〜!!!」
待っていましたとばかりに、我慢していた私のお腹が空腹の声をあげる。
一足先に到着していたポータ達は、すでにテントを立て、食事の準備を整え、我々の到着を今や遅しと待ち侘びてくれていた。
「えー、今日のお昼はラーメンだそうです!」
添乗のマロン隊長の一声。
到着後、配られた洗顔用のお湯を使って手を洗い。食堂テントに向かうおいら。
二日目はまだまだ昼過ぎ!
今日はまだまだ長いノダ。
さぁ、第35夜へ!