2014年8月6日~8月18日のタンザニアぶらり登山&サファリ旅の記。
将来、歳喰った時の為の備忘録としてココに記す。
【前夜までの「タンどう」】
8/6夜、成田を発って早15時間。乗り換えのカタール・ハマド国際空港を経て、ようやくキリマンジャロ国際空港へ!日本を発って23時間、ついにタンザニアの大地に降り立つのだった。。
2014年8月7日
午後3時過ぎ。
ダルエスサラームを発った我々の飛行機-QR1347便-は、綿をちぎった様な雲の陰落ちる茶色の大地を一時間ばかり飛行した。
飛行機の位置を示す赤い線が。
徐々に目的地である「キリマンジャロ」の文字に近づく。
そして窓の外には。
徐々に存在感を増し始めた白い山頂が大きく見え始めるのだった。
何処までも広がる大きな空に。
飛行機の窓からは、いとも簡単に着いてしまいそうな頂、5895m。
それでも、近づくにつれ。
小さく見えながらも、確かに感じる巨大感。そして重量感。
歩幅50cmあるかないかの自分の一歩。
それでも山頂に立てる可能性があるという事実。
目の前の可能性にリアルに挑戦するんだ。挑戦出来るんだという感覚。
ジワリと感情が高まり、感謝にも似た感覚に包まれる。
雲に隠れたヤツから目をそらすと。
やがて飛行機はキリマンジャロ国際空港に到着したのであった。
いかにも地方の空港と言った感じの平屋の建物には、間違いなくココがヤツの近くだと感じさせる看板
「KILIMANJARO INTERNATIONAL AIRPORT」
ほとんど一睡もせずに到着した午後3時半。
興奮のせいか、時差ボケなど微塵も感じず、無事入国審査を完了。
目の前にあるターンテーブル前にて、ほぼ一日前に成田で預けた荷物との再会を待つことに。
そう!
乗り換えがあるだけに、一番恐ろしかったのがロストバゲージ!
翌日朝には、もう登山を開始するスケジュールの我々。
ココで荷物に再会できない場合は諦めるしかない。。。!
いちおー、登山靴を履いたまま、最低限必要な衣類と常備薬をザックに詰め込んで機内持ち込みしていたおいら。預けていた防寒具なんかは、最悪の場合は麓のレンタルショップでレンタルするしかない。
とはいえねー。
山頂はマイナスな世界と聞いて、今回の為だけに買ったシュラフを始めとした雪山レベルの装備。当然安くない。。。
出てこい。
出てこいよぉー!!
回り始めるターンテーブル。
やがて、ツアー同行者の荷物がゾロゾロ出てくるが。
お決まりのように、自分のスーツケースがなかなか出てこない。。。(^_^;)
機内でキリマンジャロを見つけ興奮していたおいらは、徐々にドキドキ。
「神様ー、きりまんじゃろさまー!」
「出発4日前に買ったスーツケースなんだぞぉー!」
「新品なんだぞー!!」
「出てこぉーい!」
「…で・て・こ・な・い???」
…。
ふと隣のターンテーブルをみると、ありました(^_^;)
当然の如く、何事もなかったかのようにでてきたスーツケース。。
「ふぅ。。。よかったぁー」
空港を出ると、現地のツアー会社が手配した車が我々を迎えに来ていた。
お決まりのように、有無を言わさずの勢いで。
どんなに断ってもご親切に車まで荷物を運んで下さるポーターの皆様。モチロン有料で 笑
そして。
車まで運んだ荷物を、車の屋根に積み上げる。
…。
。。。
折角ロストバゲージしないで済んだ我が荷物。
走行中にロストしてしまわないだろうか・・・?
そんな不安を若干感じながら。
今夜のお宿、空港から2時間弱の街・モシにある「KEYS HOTEL」へ向かったのだった。
第21夜へ!