キリマンジャロ登山

タンザニアどうでしょう 第19夜

2014年8月6日~8月18日のタンザニアぶらり登山&サファリ旅の記。
将来、歳喰った時の為の備忘録としてココに記す。
 
【前夜までの「タンどう」】
8/6夜、成田を発って早15時間。乗り換えのカタール・ハマド国際空港を経て、ようやく19夜にしてタンザニアへ向かう飛行機に搭乗したのであった。

 
<今夜からは、現地のタンザニア時間でお伝え致します>
 
2014年8月7日
午前7時30分
 
沖止めの飛行機に搭乗するためバスに飛び乗る。
 
見事な快晴のカタール・ドーハの朝。
東京の真夏を思わせるような、湿気に充ち満ちた空気。ココが中東の地であることを実感させる。
 
滑走路の遙か向こう側には、そびえ立つ多くのビル群。何となくの異国感が、徐々に非日常の世界へと私を連れて行く。
 

 
 
何が起こるか分からない一週間の山旅。高まる期待と同じくらいの不安も胸に。
いよいよ、キリマンジャロへ向けて!定刻よりやや遅れたモノの、遂に飛び立つ飛行機。
 
 

 

 
 
 
 
向かう先はタンザニア・キリマンジャロ国際空港。
しかし、飛行機は途中、タンザニアの実質的首都であるダルエスサラームを「経由」するという。
 
 
この経由ってやつ。
個人的には少々苦い思い出があったりして。。。
 
 
もう7年前か。
友人と二人でインドに旅行したとき。
 
バイバイガンジスのあと、ヴァラナシから飛行機でムンバイに向かったとき。
 
パイロットが途中、よせば良いのに首都のデリーを経由したもんだからさぁ大変! 笑
 
 
デリーの空港にて、CAがヒンズー語と英語を交えて乗客に語りかけていたんだけども。
こちとらTOEICの点数だってパッパラパーなほど英語が苦手。
 
我々には都合良く「デリーに着いたっけ、降りてしばらくロビーで待っててちょ」と聞こえたんだけども。どうやら、先方は「ムンバイに向かう方はそのままご搭乗のままでお待ち下さい」と言ってたらしく。。。
 
見事、飛行機は我々を乗せずに、荷物だけ優先搭乗でムンバイに向かっていったのであった orz
 
 
…だって、ほとんどの乗客がデリーで降りてったんだもん!
…てか、石垣から羽田飛ぶ時は、経由の宮古で一旦降りてたでしょ!?
 
 
 
。。。この時ほど英語の必要性を痛感したときはなかったのでした・・。
 
 
ということで、数時間後。身振り手振りで事情を説明し、次の飛行機でムンバイに向かった我々。
 
 
彼の空港で二人を待っていた二つのバックパック。。。
 
感動の再会でした。。。しっかし、首尾良く見つけられたことに今更ながら感動。盗まれててもおかしくない気もするもんで。。
 
 
いやいや、ホント若気の至りでございました(^_^;)
 
 
 
 
 
。。。
 
閑話休題。
 
 
ドーハからダルエスサラームまでは、約6時間弱。
飛行機の中を見回すと、ツアー参加者以外の日本人も若干名いたものの、3-3座席の機材の中はほとんどが異国人。
 
日本でも、そして欧米を旅行していても、のべく幕無しお目にかかることもないアラビアチックな人や、アフリカンな方々がほとんど。ようやく、もうすでに自国から遙か遠く離れた、どこか異国の地に向かっているんだという実感がわき上がる。
 
 
 
飛行中は、とあるアフリカ専門の旅行会社の方が気を利かせて予約してくれたキリマンジャロが見られる窓側座席! 同じ映画を繰り返し流す機内AVには目もくれず、ずっと眼下に広がる景色を楽しもうとしていたのでしたが。。。
 
 
実は他のツアー参加者もだいたい窓側だったもんで、自分の隣は知らないアジア系の若者2人。若者というか、恐らく20歳前の少年2人連れ。
最初は話しかけてみようかとも思ったけども、どうも話す言語はアラビア語な感じ。…英語でさえアワアワな自分としては、とても会話が続く自信もないので諦めた。。
 
。。。というか、離陸直後すぐから隣の若者が。
まるでおいらに耳掃除でもして欲しいのかと思わせるほど身を乗り出し、窓の外を見つめ出す。しかもずっと。。。苦笑
 
 
「。。。いや、おいらにも見せてよぉ〜」
 
 
三十路を過ぎた自分ですが、年甲斐もなく隣の少年と窓の優先権を巡って争い出す。。
 
 
しかし、あまりに。
まるで初めて飛行機に乗ったかのような様子だったもんで、途中から諦めて身を乗り出すままにしていただいたのでした…。
 
 
 
 
 
ドーハからダルエスサラームは、地球儀的には真南に向かう感じ。
なもんで、途中の右手にキリマンジャロが見られると聞いていた。
 
 
ドーハを飛び立って4時間半。
果たして遂にヤツが姿を現す。
 
 


 
 
 
初めての生キリ! 3年弱の登山講習会を経て、ついに出会えたリアルキリマンジャロ!!
 
 
やはり感動しました。
アフリカ大陸最高峰。
 
そして、今からちょうど一週間後。あの山の頂に、私は立つことが出来るのでしょうか。。。
 
 
 
 
一抹の不安を抱えながら、飛行機はダルエスサラームに着陸した。
 
 
 
 
キリマンジャロ空港へ向かうまで約一時間の駐機。
乗客の7割弱程度が降り、同じくらいの人数が当地から乗り込む。
 
そしてここでちょっとしたプチ事件。
 
 
 
いや、ハナシ前後しますが。。
 
私の隣に座っていた少年2人。
飛行中、機内食が出れば貪るように食べ、窓の外がキレイであれば趣くまま身を乗り出す。。。終始とても落ち着きない感じ・・・。
 
「なんか、怪しいよなぁ…」
 
なんとなくイヤな予感はしていたんです・・・。
 
 
ダルエスサラームに着いても降りる気配のなかった2人。落ち着きない様子に、若干辟易していたおいら。
 
 
着陸して一時間ほど。
そろそろ再び離陸という時間になってもなかなかハッチが閉まらない飛行機。
 
 
機内に待ちくたびれムードが漂い始めた頃。
俄に地上係員が隣の少年の所までやってきて、なにやら質問を投げかける。
 
「やべぇ」といった感じ、含み笑いを浮かべて見つめ合う少年2人。。。
 
怒り気味で2人を急かし立たせる係員。
 
「ちっ」といった感じで身支度を始める少年2人。。。
 
 
 
 
………。
 
 
 
どうやら無賃搭乗するつもりだったみたいですね(^_^;)
 
 
まー、飛行機に乗れてることから、ダルエスまでのチケットは買ったんでしょうが、その先をズルしようとしたんでしょうね。。ダルエスからキリマンジャロへは飛行機で約一時間。んでも、車で行くと8時間の距離。決して近くはない。 
 
 
どんな理由があったかは知りませんが、まー、若気の至りであったことと祈りたいものです 笑
 
 
 
遂にキリマンジャロへ!
第20夜につづきますっ!

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