2014年8月6日~8月18日のタンザニアぶらり登山&サファリ旅の記。
将来、歳喰った時の為の備忘録としてココに記す。
【前夜までの「タンどう」】
とうとう出発まで15日。富士山は登れたものの、7月上旬から続く止まない動悸症状を抱えたまま、実際問題キリマンジャロ山頂へ向かうことは出来るのか!?……前ぶれも無く訪れたこの症状の原因を究明すべく、急遽休暇を貰い、近所の病院へ向かったのであった。。(もっと早くに行けよっ!!というツッコミを頂きそうですが。。。)
2014年7月22日。
三連休明けの火曜日。
恐らく混むだろうと思って、朝早くに向かう。
受付で主な症状を説明したところ、循環器内科の受診をすすめられ。
そして診察より前に、まずは一通りの検査を受けてくれと。
身長、体重から始まって、心電図と胸のX線。
…。
「…って。たった一ヶ月ほど前に受けた、登山者検診の時と同じ検査項目だよなぁ〜。」
「どうせなら保険証番号とかに紐付けて、検査データを病院跨いで共有とか出来ると良いのに…。とはいえ、マイナンバー制度ってのが始まるし、カルテなんかもゆくゆくは共有する時代になるんだべなぁ。。」
そんなことをふと思いながら待合室で待つ自分。
でもま、今回の症状は登山者検診の後のハナシ。どのみち再検査すべきなんだろうけど。。
看護師「おのちんさーん、診察室どうぞー」
…。
先生「えーっとぉ。動悸と不整脈ですか。。。」
自分「ええ。…かくかくしかじか。。。
…ということで、今の症状の原因知りたいんです。。というか、今日来た最大の目的はですね、、、いや実はデスねぇ。。。実は来月からキリマンジャロに登るもんで、今の症状で登ることは大丈夫かどうか、ご意見を伺いたく。。」
先生「…えっ? き、キリマンジャロですかぁ。。。す、凄いですねぇ。。」
自分(心の声)「エヘっ(^_^)v」
先生「……うーーーん。いや、胸の写真も、心電図も、見たとこ異常は無いんですよねぇ。。。」
そうなんである!
その日も、朝から動悸も脈飛びも続いていた訳なんだが、
どういうわけか、検査中は全くそう言う症状が起きていなかったのである・・・。
よくあるハナシか?
・・・。
先生「ま、じゃぁ、念のためエコー撮っときましょうか。。」
自分(心の声)「え?エコーって、あの、よく妊婦さんがやってるってやつ??」
…。
自分「、、いや、ぼくまだ独身ですけど。」
先生「 ・・・え?」
ということで、
なんだかドンドン、未知の検査を体験していく自分。
生まれて此の方、ヘルニア以外は幸いにして大病を患うこと無くココまで来た自分。
初めてのエコー体験。
なにやら生暖かいウイダーinゼリーみたいのを胸に垂らし。。。
検査技師のおにーさんは、慣れた手つきで。まるで胸毛をキレイにそり上げるかのように、バリカンみたいな器具を胸に押し当て動かす。
「うぅ。。うううぅぅ。。。」
なんでか屈辱。 笑
・・・。
そして診断結果。
先生「うん。まぁー、心臓の形もきちんとしてて問題ない様ですし。。逆流とか、血液の流れも問題ないですね〜」
…。
実はエコー中も。気になってた動悸も不整脈も全く起こらず。。
自分「せ、せんせい、、、ボク、ウソは言ってませんよぉ、、、。」
次第に、動悸に悩まされているというのがウソだったみたいで焦ってきた自分 (^^;)
先生「うーん。検査結果から言えるのは、貴方の心臓は至って健康だってコトです。。」
自分「うーん。まー、心臓に問題ないと言うことであれば、ま、キリマンジャロも問題ないと言うことですかねー?」
先生「んー。ま〜、健康な方でも、動悸は時たま起きますし、脈も飛ぶこともありますからねぇ。。。」
…。
・・・・・。
ということで、結局、心臓には異常なし!
というか、むしろ非常に健康だと太鼓判まで押して貰いました。。
とにかく、身体的には問題ないと言うことで。少し気が楽になった自分。
すんでのところで、キリマンジャロ登頂に一縷の望みが残った気がした。
しかし。
帰宅すると再びの動悸に悩まされる。
「うーん。ハード(身体)に問題が無いとすると、仕事の経験上、不具合原因はソフト(心)ってことかな??」
。。。
ふと思いついて、
昔、気分が凹んだときに良く聴いていた”みるみる元気がわいてくる曲”を聴いてみる。
…。
「!」
「!!!」
…。いや、自分でも驚いたんであるが、
それまで続いていた動悸が、ピタッと止んだのであった。脈飛びも無くなった!
「……。ウソでしょ!??」
ウソみたいなハナシでは有りますが。
ハナシ盛ってるでしょ!と言われるかも知れませんが。。。ホントのハナシ。
ものの15分くらい、その元気になれるマイベスト曲を聴いただけで症状が見事に治まった。。
…考えられる原因は、どうやら精神的な問題だったようです。。。というか、それしか考えられなかった。。(^^;)
登頂成功率は五分五分とも言われるキリマンジャロ。
ひょっとしたら、自分も登頂できないかも知れないという焦りと不安。
そんな気持ちが、知らず知らずのうち。
気づかぬ自分の身体を精神的に蝕んでいたようでした。
それを境に。
その後、その動悸と不整脈な症状は一切出ることは無かったのでした。
出発を直前に控えた珍騒動。
本人にとっては、その症状自体、生きた心地のしないものであり。
そして「健康」である事の有り難さを改めて感じた経験でした。。
その週末。出発まで残り10日。
キリマンジャロツアー参加者と行った、高度順応の為の再びの富士登山。
山頂では、快晴のご来光を拝むことができ。
いよいよ本番に向けて、カウントダウンが始まったのであった。
いよいよ第14夜へ!