エジプト旅

エジプトどうでしょう 第5夜

大学院2年生だった2007年8月末。
徐に思いつき、一人で向かったエジプトの旅日記。

帰国後、mixi上に書き溜めた未完の旅行記を完結すべく、一先ず公開済み記事を誤記脱字以外はそのままの姿でリターンズしてみる!

※古い話題が随所にありますが、2007年執筆当時のママにお送りしております 笑

まぁ、ヘルニアの痛みは、なんとか乗り越えた。

というわけで、「エジプトどうでしょう」も、ようやく最初の明らかな山場?を迎えます。

遂にエジプト・カイロ空港に到着です!
あの極悪詐欺師のいるカイロ空港。

ホテルとつるむタクシーの客待ちがいるカイロ空港。

「アイム ガバメントスタッフ」といいながら高額ツアーを売りつける輩のいるカイロ空港!

飛行機を降りるとタラップの前にはバスが待っていた。
そいつに乗り込んで、入国審査場まで行った。

入国審査。

かつていろいろな国(といっても、タイ、マレーシア、インドくらいやけど)で入国審査を経験したが、例外なく同様な対応をされた。

そして今回の審査も同様だった。

それは。

パスポートの写真を見た審査官が
例外なく
オレの顔写真をみて微笑むのである。

いや失笑といったほうが適当か?

「なんや?坊主がそんなに珍しいか??」

マレーシアの時は、おもむろに、
「うるとらまん、うるとらまん!」
と語りかけてきた審査官。

日本人旅行者にはみなそう話しかけてるのか?

いや、何にしても、オレは
「うるとらまん」
ではない。

その旨、伝えると、

「…どらえもん!」

(俺)「いや、だから、タダの日本人観光客だって!」

「どらえもん、どらえもん!」

(俺)「………いや、だからぁ。。。」

というやり取りののち、
ホントに審査したのかどうか疑いたくなる自分のパスポートを返してくれて、マレーシアの入国審査は終わったのであった。

まぁ、異文化コミュニケーションか?

しっかし日本人じゃなかったら
たぶんこんな応答ではないのだろうけど。

それにしても、日本のエンタメが
こうして東アジアで愛されているということ、そして日本人に親近感を抱いてくれるというのは、 ホントにありがたいと思った。

言葉が通じなくても、
そして互いに文化がわからなくても、
こうしたエンタメが心と心をつなげてくれる。

知らない者同士の間にある
不信の壁を容易に取り除ける。

そう。初対面の人同士の距離を容易に縮めてくれるモノ。

これは結構スゴイことだと頓に思った。

………。

いや。それとも?
南国系なオレの顔を見て
親近感を抱いたのか?
とも考えられなくはない。
考えたくないけど(笑)

んで。

今回のエジプトはどうだったかというと、「うるとらまん!」といったような応答はなかった。

んが、やはり顔写真を見た審査官は
一瞬その顔に笑みを浮かべながら。

そして
審査官としての仕事というよりは、
むしろ
ただの好奇心から。

オレの顔を見てみたいといった風で、
マジマジとオレの顔を眺めだした。

まじまじまじと。

まじで。
まじまじと。

そして(例外なく)失笑。

………とりあえず失笑仕返してやったオレ。

うーーーーー。
まぁ、いいや!

さてついに!

誰も係員の立っていない(いいかげんな?)税関を素通りして、いわゆる到着ロビーに向かったのだった。

いちおう第6夜もつづけよう。と思う(笑)

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