キリマンジャロ登山

タンザニアどうでしょう 第60夜

2014年8月6日~8月18日のぶらりキリマンジャロ登山&サファリ旅の記。将来、歳喰った時の為の備忘録としてココに記す。

【前夜までの「タンどう」】
登山DAY6。現地時間の8/13、午前6時28分。ついにキリマンジャロ山頂に到着。数年越しの目標の一つが達成した瞬間だった。アタック開始から6時間を経て辿り着いた未知の世界。アフリカ大陸でここより高い場所はない。そんな標高6,000mに近い空で迎える朝日。あれほど寒かった筈の空気は不思議と暖かかった。

(C) TEAM PEPEPE

後に聞いたハナシ。我々が登る直前までは晴天続きだったキリ山頂。何故か、我々がアタックした日から下り坂の天気だったらしい・・・。

正直なところ、期待していたようなベストな天候ではなかったものの。
眼下の周囲を取り巻く薄雲の向こうから太陽が徐々に顔を出す様には、やはり涙が出そうになるほど充たされた気持ちにさせられた。

自分がアフリカの最高地点に立っているという事実。

(C) TEAM PEPEPE

目線の先に見えるのは。富士山頂で迎えるご来光や雲海と変わらない景色。

だが、ここが地表から垂直に5.895m離れた場所だと思うと、リアルな非日常感というか、奇妙な感覚に身体全体が包み込まれるのだった。

(C) TEAM PEPEPE
(C) TEAM PEPEPE

まだ、やや薄暗く、うっすら白く雪化粧した周囲の頂上と、ピンと張り詰めた心地のよい空気。
正面、遥か彼方の目線の高さに昇った太陽の神秘的な姿は、これまで自分が見たどんな太陽よりも甘くて美しい光だった。

 
「ありがとう・・・。」

地表に下りたら、きっとまたいつもと同じ日常が繰り返されるのだろうけど。
ただこの瞬間だけは、「全て」と繋がっているような不思議な感覚に襲われていたのだった。
 

…。

さて。折角ですので、良く晴れた場合のキリ山頂風景と山体を引きで撮影した写真をご覧ください。(…別日程別ルートで登った、同じキリツアー仲間が撮った写真を(無断)掲載致します。。。ま、許して戴けるかと 笑)

(C) マラング組
(C) マラング組

…どうです?ちょっと行ってみたくなりません? 笑

ちょっと長くなったので、続きは第61夜へ!

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