ワーケーション

多拠点生活、はじめました

2020年・春、Covid-19の世界的な感染拡大とともに、私の勤務先で俄に始まった完全在宅のフルリモートワーク。
最低限の勤務条件さえ守れば自分の好きなライフリズムで業務を遂行できるこの働き方に。初期の頃でこそ連日連夜、心の底から乾杯をしていたワタクシ。
 
しかし、そんなライフスタイルに楽園を見出した日々も長くは続かず。通勤時間の削減によるメリットはある一方で、秋頃には正直なところ、そんなライフスタイルにもなんだか飽きてしまっていたのである。
  

りょうた
りょうた
自宅で1日仕事ばっかだと、やはり集中力が続かにゃい・・・

  
そんな折だった。
2020年暮れから、自分のFB(だったと思うんだが)に広告として頻繁に掲載されていた「ADDress」ってサービス。
  
リノベされた空き家や提携する既存のゲストハウスなど、全国100箇所以上ある多拠点を、毎月定額で自由に選んで住み放題できるやつ。
 
 
契約する前、試しに小笠原・父島で約2週間のワーケーションにトライしていたわけなんですが。個人的には、自宅外拠点での仕事に特に支障はなく、自分のライフスタイルにも合っているコトが確認できまして。
 
「したっけ、ADDressライフ試してみるかな。」
 
そう思ったのでした。
 
 

多拠点生活デビューの行き先は、奈良県・吉野町。

多拠点生活デビューの行き先は、桜で有名な奈良県・吉野町。
 
静かに流れる吉野川を眼前にして、
落ち着いた雰囲気漂うゲストハウスの別館。
 
「三奇楼ワーキングスペース デッキno下」
 

 
まるで、田舎のおばあちゃん家に遊びに来たような街並み。
懐かしくもない場所で、懐かしさに出会う場所。
 
土曜に移動し、日曜は終日周囲を散策。 
 
あいにく、桜の季節にはやや早く、吉野山の桜の盛りはまだ少し先。
それでも、この一面の桜が咲いたら、さぞかし絶景だろうなぁと思える風景。
 
平日は、拠点の共有スペースでリモートワーク。
やってることは自宅にいるときと同じだけれども、いつもと異なる雰囲気空間、いつもに増して集中して仕事が捗りました。
 
普段と違うのは、
拠点を利用する他利用者との出会いと交流。
 
普段の生活では決して交わることのない、様々のバックグラウンドを持った人たちとの出会い。
 
平日就業後に一緒にご飯を食べながら交わす会話を通して、知らなかった世界、異なる考え方に触れ、自身が纏う価値観をアップデートできたように思います。
 
FacebookをはじめとしたSNSの登場で、それまで繋がることのなかった人と人との繋がりが仮想空間で容易になる時代にあって。ADDressというオンラインプラットフォームを通じて実現する多拠点生活は、デジタルな繋がりをリアルに拡張し得る新しいSNSの1つの理想形なのかもしれませんね。そう思いました。
 
 
…。
 
そういえば、ワーケーションで吉野に行く旨を事前に数人に話したところ、
 
「吉野? …修行ですか?」
 
と見事全員から異口同音に尋ねられた。。。
 
……私の髪型、髪型なの??
(確かに修験道の玄関口ではありますね、吉野ww)

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